AIとセルフチェックで未病ケアは変わる
― KOHKI未病ケア通信 #08
これまで健康管理というと、
年に1回健康診断を受け、
結果の紙を受け取り、
異常がなければ次の健診までそのまま。
そんな形が一般的でした。
しかし、スマートフォン、ウェアラブル端末、健康アプリ、そしてAIの登場によって、健康との向き合い方は大きく変わろうとしています。
KOHKI HealthCare Serviceが注目しているのが、
「セルフチェック × AI × 未病ケア」
という組み合わせです。
健康診断と健康診断の間には、長い時間がある
健康診断は非常に重要です。
しかし、健康診断の数値だけでは、
最近眠れているか。
食生活が乱れていないか。
運動量が落ちていないか。
ストレスが増えていないか。
便通が変わっていないか。
といった日常の変化をすべて把握することはできません。
そこで役に立つのが、定期的なセルフチェックです。
WHOもセルフケアを、医療を置き換えるのではなく、健康維持や医療を補完する重要な取り組みとして位置づけ、デジタル技術もセルフケアを支援する手段の一つとしています。
AIが得意なのは「変化を見つける」こと
健康管理では、一回だけの結果を見るより「変化を見る」ことが大切です。
例えば、
3か月前より睡眠時間が短くなった。
歩数が減っている。
体重が少しずつ増えている。
便秘の日が増えた。
食生活のスコアが低下している。
こうした複数の情報を人が毎回整理するのは大変です。
そこでAIを利用すれば、入力されたデータを整理し、過去の結果と比較しながら、生活習慣を振り返るための情報を分かりやすく提示する仕組みが考えられます。
KOHKIでは、AIを「病気を診断する医師の代わり」ではなく、
「自分自身の変化に気づくための伴走役」
として活用したいと考えています。
KOHKIが考える「AI未病ケア」の流れ
私たちが目指しているのは、次のような仕組みです。
KOHKI未病セルフチェック
↓
現在の生活習慣を見える化
↓
AIが「まず7日間やること」を提案
↓
食事・睡眠・運動などを実践
↓
3か月後に再チェック
↓
前回との変化を比較
↓
必要に応じて医療・検査・専門家へ相談
これを繰り返せば、単なる「健康診断」ではなく、
「健康を管理する習慣」
につながります。
これはKOHKIが構想しているサービスモデルであり、AIによる疾病診断を意味するものではありません。
AIだからこそ、注意しなければならないこと
AIが健康分野で利用される機会は今後さらに増えると考えられます。
しかし、健康情報は非常に重要な個人情報です。
WHOも医療・健康分野でAIを利用する際には、
人間の自律性
安全性
透明性
説明可能性
公平性
責任ある運用
などを重視する必要があるとしています。
KOHKIでも、
本人の同意を得ること。
必要以上のデータを取得しないこと。
安全にデータを管理すること。
AIの回答を医療診断と混同させないこと。
異常が疑われる場合は医療につなぐこと。
を重要な原則にしたいと考えています。
AI時代だからこそ「人」が大切になる
AIが進歩すると、
健康情報を調べる。
記録する。
比較する。
自分に合った行動を考える。
ことは、これまで以上に簡単になります。
しかし最後に行動するのは人です。
食事を変える。
歩く。
眠る。
休む。
病院へ行く。
AIは、その判断を支える道具です。
KOHKI HealthCare Serviceが目指すのは、
AIに健康を任せる社会
ではありません。
AIを使いながら、
「自分の健康を自分で考えられる人を増やす社会」
です。
病気になる前から健康を考える。
毎日の小さな変化に気づく。
そして必要なときには医療につながる。
未病ケアとAIが組み合わさることで、そんな健康習慣をもっと多くの人に届けられるのではないかと考えています。
毎日を少しずつ整える。
KOHKI 365 未病ケア。
【主な参考資料】
・WHO「Implementation of self-care interventions for health and well-being」2024
・WHO「Ethics and governance of artificial intelligence for health」
・WHO「Self-care for health and well-being」
※KOHKI未病セルフチェックおよびAIによる情報提供は、医師による診断・治療を代替するものではありません。