プロ・プレ・ポストバイオティクスを正しく知ろう
― KOHKI未病ケア通信 #05
「乳酸菌は生きて腸まで届かなければ意味がない」
以前は、そんな説明をよく耳にしました。
しかし、腸内細菌研究が進み、
「生きた菌」
「菌を育てる成分」
「不活化した菌やその成分」
を分けて考えるようになっています。
そこで知っておきたいのが、
プロバイオティクス
プレバイオティクス
ポストバイオティクス
という3つの考え方です。
プロバイオティクス
国際的な専門家組織ISAPPでは、プロバイオティクスを、
「適切な量を摂取したときに、宿主に健康上の利益をもたらす生きた微生物」
と定義しています。
重要なのは、
「乳酸菌なら何でもプロバイオティクス」
ではないことです。
どの菌株なのか。
どの程度摂取するのか。
どの健康上の利益が確認されているのか。
ということが重要です。
プレバイオティクス
プレバイオティクスは、
腸内などにいる微生物によって選択的に利用され、健康上の利益をもたらす成分です。
一部の食物繊維やオリゴ糖などが該当します。
簡単にいえば、
「菌そのものを摂る」
のではなく、
「自分の中にいる微生物が利用できるものを摂る」
という考え方です。
ポストバイオティクス
そして近年、注目されているのがポストバイオティクスです。
ISAPPはポストバイオティクスを、
「宿主に健康上の利益をもたらす、不活化された微生物および/またはその構成成分を含む製剤」
と定義しています。
つまり、
「菌は生きていなければ意味がない」
というわけではありません。
ただし重要なのは、不活化菌なら何でも自動的に「ポストバイオティクス」と呼べるわけではなく、その製剤による健康上の利益が確認されていることが定義上求められる点です。
発酵食品とも区別しよう
味噌、納豆、ヨーグルト、漬物などの「発酵食品」と、プロバイオティクスは同義ではありません。
国際コンセンサスでも、発酵食品は微生物の働きによって食品成分が変化して作られる食品として整理されています。
すべての発酵食品に、健康効果が確認された生きた菌が含まれているわけではありません。
KOHKIの腸活モデル
KOHKI HealthCare Serviceでは、腸活を次の4つで整理しています。
1.プロバイオティクス
2.プレバイオティクス
3.ポストバイオティクス
4.食事・睡眠・運動などの生活習慣
大切なのは、1~3だけに注目しないことです。
どれほど優れた素材でも、
食事が乱れている。
睡眠不足が続いている。
ほとんど運動していない。
という状態を、健康食品だけで帳消しにはできません。
11-1乳酸菌をどう考える?
KOHKIで取り扱う11-1には、不活化された乳酸菌11-1株などが使用されています。
11-1株については前臨床研究が報告されていますが、動物モデルなどで確認された結果を、そのまま人での疾病予防や免疫改善効果として説明することは適切ではありません。
KOHKIでは、
研究背景を正しく説明する。
生活習慣を基本にする。
そのうえで健康維持を支える食品として利用する。
という位置づけを大切にします。
「生菌か死菌か」だけで判断するのではなく、
何が配合されているか。
どのような研究があるか。
最終商品では何が確認されているか。
を見て選ぶ。
これからの腸活には、そんな視点が必要ではないでしょうか。
毎日を少しずつ整える。
KOHKI 365 未病ケア。
【主な参考資料】
ISAPP Consensus Statement on Postbiotics, 2021.
ISAPP Consensus Statement on Fermented Foods, 2021.